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『春。空のともだちへ』

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春。優しいひとが続けざまに逝ってしもうた。
ぼんやり覚悟はしてたひと、突然いかれたひと。
思い返せば優しい笑顔だけ浮かんでは甦る。

彼とは少し離れてた時間があったので、
何故逢おうとしなかったのだろう、と後悔した。
近い日々逢えると勝手に思うてた。
時は遅し、二度と逢えることはない。
今何を思うてたのか想像するしかないのであった。
お通夜の時に向かった彼の地元は、
電車で30分もかからない所であった。
逢いたいね、と安易な言葉だけ交わし、
叶わなかった縁ではあった。
若い時は、それこそ呑んだ傍らに居て、
優しい言葉をかけてくれるひとだった。
ひとに気を使わせない無邪気さは
実はとても気を遣うひとなのだろう、と感じてた。
あたりまえの風景に必ず居てくれたひとだった。

彼女はとても近くに居て、
一緒に音楽を作ったり、御飯を食べたりした。
年上なのに可愛らしいひとで、
笑い方も笑いのツボも変わっていた。
悪い場面こそ、ひゃっひゃ笑う豪快なひとだった。
飄々とした人当たりの割に
音楽に対して神経が研ぎすまされてて、
彼女の作品は美しくポップなものでも、
滲み出る面白さと毒に圧倒させられる事が多かった。
感の好い彼女と一緒に演奏できる事も幸せだった。

別れは、もしかしたらあるのかもしれない、と、
思われる出来事を常に打ち消したりしてた。
別れは突然でもなく突然やってきたのだった。

夕凪の録音に前回参加して貰った。
出来れば今回も参加して欲しくて音を渡す。
とても自分の唄が好きだと云うてくれるひとで、
勇気づけられたり、誇りに思えたりした。
そんな彼女に単純に聴いてほしかった。
聴きたいが聴くものがないというので
ポータブルプレイヤーを購入した。
彼女がいなくなった次の日に届いた。

空んなった。

思えば色んな友達が逝ってしもうた。
みんなそうだった。
一緒に生きていくのが、あたりまえだったのだ。
生き続けるという事は
彼らを認めながら、
見送ってゆかなければならないことだった。

今はまだ見送る立場でいよう。
彼らのように潔いひとでいよう。
彼らのように優しいひとでいよう。
彼らの分も美味しいものを食べよう。
彼らの分もお酒を呑み倒そう。
彼らの分もひとを愛そう。

逢いたいひとはまだ生きてる。
逢いたいひとに逢いにいこう。
面倒臭い日常でも
愛するひとは生きている。

与えられた時間をしっかり生きること。
それが彼らを認めることになるのではないか。
ようやく頭を埋めている最中。

春。

彼らの分も音楽すんねん。

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伊藤せい子ソロ
5月24日(土)@京都・西部講堂
『アマチストック2014』

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seponyuunagi

Author:seponyuunagi
夕凪というバンドにて
曲を作ったり唄をうたったり、
踊ったり叩いたり、
ぶーたれたり
きゃっきゃ担当の御年頃。
御機嫌さんは
旨い御飯と酒がある処。
夕凪web>>

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